『ねぇねぇシロちゃん。』


『何だ?』


『シロちゃんが一番大切なものって何?』


『そりゃ…』


「…ちょーー。たいちょーー。隊長!!起きてくださーーい。」


「…あ…。」


「あ。じゃなくてですねーー。もぉ…。」


…どうやら俺は寝ちまってたみたいだな。


「で…なんだ?。」


今俺を起こしたのは俺の部下である 
幼馴染だ。


「…書類できたので持ってきました。」


「ご苦労。」


書類を受け取ろうとしたが渡す気配が全然ない。


「…書類渡せ。」


「…最近無理してるんじゃないですか?」


「は?」


「いや。『は?』じゃなくて。」


…いきなり何を言い出すんだ?


「…なんでそう思う。」


「ここのとこちゃんと寝てない気がするからですよ。」


「…そんなことはない。」


「…ハァ…。」


「何なんだよ。」


「桃ちゃん…いえ雛森副隊長が心配なら一緒についていってあげればよかったじゃないですか。」


「????」


…何を言い出すんだ?
いきなり…
そこで何で雛森の名前が出てくる?
…確か雛森は現世で虚が大量発生して現世に行ったはずだが…


「…なんでそこで雛森の名前が出てくる。」


「…だって日番谷隊長にとって桃ちゃ…雛森副隊長は守ってあげたい方なんでしょ?」


…確かにいつの日かそんなことを言った気がする…。
けどそれとこれとは違う。


「それは姉弟としてな。」


「?」


…こいつは何か勘違いしてんじゃないだろうか…。


。お前何か勘違いしてねぇか?」


「…日番谷隊長…今仕事中…。」


「別にかまわねぇ。…だから勘違いしてねぇか?」


「…勘違いって何が?」


…昔言ったじゃねぇかよ…。
忘れちまったのか?
こいつは…。


「昔お前俺に聞いたよな?」


「ん?」


「俺が一番大切なものって何かって。」


「…あぁ…そんな事聞いたっけ…。」


「そのとき俺がなんて答えたか覚えてるか?」


「…?」


「…覚えてねぇのかよ…。」


「…ごめん…。」


…いや…
が悪いわけじゃねぇのは分かってるけど忘れられてるって悲しいもんだな…。


「…一度しか言わねぇぞ。」


「はぁ。」


「俺が一番守りたいって思える奴は…。」





















「お前だぜ。。」


















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あ…後書き…


…あ…あれ?
話がおかしくなってる…。
すみませんすみません><
一応『36℃ 〜あなたの体温〜』様の参加作品でございます…。
…内容大丈夫かな?


桃瀬 若菜